AIを活用した自動運転が完成したらトラックドライバーはクビになる、と考えている方は多いのではないでしょうか?
特に現役のドライバーや、ドライバーに転職を考えている方は、気になる方が殆どでしょう。
そこで本記事では、自動運転によってトラックドライバーの仕事が無くなるか、私の考えを述べていきます。
自動運転でトラックドライバーの仕事が無くならない3つの理由
無くならない理由
・法律上の問題あり
・運転だけが仕事じゃない
・導入コストが高すぎる
1つずつ解説していきます。
法律上の問題あり
仮に完全な自動運転が完成したとして、その車が事故を起こしたとき責任は誰が負うのでしょうか?
また、2020年現在の法律では無人の車が公道を走ることは認められていません。
無人の車が走ることに対し、反対する国民も多いでしょう。
仮にこれらの問題を全て解決できるとしても、自動運転の法律を整備・改正するには膨大な時間がかかることは間違いないでしょうね。
運転だけが仕事じゃない
そもそも、トラックドライバーの仕事は運転だけではありません。
荷物の積み込み、下ろし、納品確認など、人間だからこそできる仕事も多いです。
「そこも自動化されるのでは?」と言う意見もありそうですが、納品先ごとに違った対応をできるようなAIを作るのは、自動運転の比ではない難易度です。
導入コストが高すぎる
最新の技術を搭載した車は、当然値段が高くなります。
それこそ、自動運転で得られる利益よりも導入コストの方が高くなるほどに。
自動運転の技術が完成しても、利益がコストを上回るのは更に先の話です。
トラックドライバーの仕事は無くならない【まとめ】
無くならない理由
・法律上の問題あり
・運転だけが仕事じゃない
・導入コストが高すぎる
以上が、トラックドライバーの仕事は自動運転で無くならない理由です。
未来を完全に予想するのは不可能です。技術の発展、法律の整備が想像を絶するほど早い可能性ももちろんあります。
それでも、少なくとも私たちが生きている間くらいは、トラックドライバーの仕事は無くならないと考えます。
「AIの進化で仕事が奪われる!」のように衝撃的なタイトルで読者を釣る記事に踊らされることなく、冷静に先を見据える目を持ちましょう。
トラックドライバーの仕事が無くなる、これは無用な心配です。